春の芝生管理では、低刈り・施肥・芝刈り開始・更新作業など、芝生の生長に合わせた順番で管理を進めることが大切です。
2026年の春、YASUYO庭では高麗芝約40㎡の庭で、冬の休眠から目覚める芝生の状態を確認しながら、低刈りから土壌改良、更新作業まで少しずつ進めました。
基本は週1回・30分程度の管理ですが、スライシングやコアリングなどの更新作業を行う日は時間がかかることもあります。それでも、一度に完璧を目指すのではなく、その時期に必要な作業を積み重ねることで、無理なくきれいな芝生を目指しています。
この記事では、2026年2月から5月までのYASUYO庭の管理記録を振り返りながら、春に行った芝生作業の内容と、それぞれの目的を紹介します。

YASUYO庭について
- 高麗芝
- 約40㎡
- 週1回・30分を基本に管理
- 2024年6月から管理を継続
YASUYO庭は、「週1日30分の作業できれいな芝生を目指す」をテーマに管理しているモデル庭です。
毎週少しずつ芝刈りや施肥、更新作業、雑草対策を積み重ねながら、無理なく維持できる管理方法を実践しています。現在では、ちょい芝の管理例のひとつとして、日々の作業や芝生の変化を記録しています。
2〜3月|低刈りと土づくりで春のスタート
2〜3月は、芝生が春の生長を始めるための準備期間です。
YASUYO庭では、2月22日に低刈りを行い、その後はブレンドカルスによる土壌改良や芝生の観察を中心に管理を進めました。
- 低刈り(10mm→5mm)
- スパイキング
- ブレンドカルスによる土壌改良
- 萌芽後の春一番の施肥
- 手作業での雑草抜き
低刈りでは冬の古い葉を取り除き、新芽へ日光を当てやすい状態にしました。

また、土壌改良によって通気性を改善し、根が伸びやすい環境づくりも進めています。

3月中旬までは芝生の見た目に大きな変化はありませんでしたが、下旬になると新芽が増え始めたため、FIELDWOODS FW-OCF芝生用肥料を散布しました。同じ頃からスズメノカタビラやスベリヒユも見られるようになり、手作業で除草を続けながら春本番へ備えました。
低刈り直後は芝生全体が茶色くなりますが、失敗ではありません。春は見た目の変化よりも土台づくりが大切な時期であり、一つひとつの管理を積み重ねたことで、その後の生長をスムーズに進めることができました。
4月|芝刈り開始と夏へ向けた更新作業
4月は芝生の生育が本格的に始まり、冬の茶色い芝生から一気に緑が増える時期です。
YASUYO庭では、今年最初の本格的な芝刈りを20mmで開始し、雑草対策やスライシングを行いながら、夏へ向けた土台づくりを進めました。
- 20mmで芝刈り開始
- シバゲンDFによる雑草対策
- スライシング(根切り)
- 目土入れ・散水
芝生の穂が出始めたため、20mmで芝刈りを開始しました。穂の形成には養分が使われるため、定期的に芝刈りを行うことで芝面を整えながら、葉やほふく茎の生長を促す管理を心がけました。

また、春は芝生だけでなく雑草も勢いよく生長する時期です。ブロアバキュームで芝生を掃除したあと、シバゲンDFを電動噴霧器で均一に散布しました。約1週間後には雑草の生育が鈍り、芝生への薬害も見られませんでした。

スライシングを行った日は普段より時間がかかりましたが、芝刈りや除草とあわせて少しずつ管理を進めることで、夏へ向けた土台を整えることができました。
5月|高麗芝の更新作業で夏に向けた土台づくり
5月は高麗芝の生育が一気に加速する時期です。
YASUYO庭では、毎週20mmで芝刈りを続けながら、夏を元気に乗り切るための更新作業を重点的に行いました。
- スライシング(根切り)
- コアリング
- ブレンドカルスによる土壌改良
更新作業では、まずスライシング(根切り)を行い、ほふく茎や古い根を適度に切ることで、新しい根の発生を促しました。

続いてコアリングを行い、土に穴をあけることで通気性や排水性を改善し、ブレンドカルスによる土壌改良の効果を高めました。

これらの更新作業によって土壌の通気性や排水性が改善され、サッチの分解も進みやすくなります。根がしっかり張れる環境を整えることで、夏の暑さや乾燥にも負けにくい芝生を目指しました。
普段は「週1回30分」を目安に管理していますが、更新作業を行う日は1時間以上かかることもありました。それでも、この時期の更新作業は一年を通して芝生の状態を左右する重要な管理だと考えています。
作業直後は見た目に大きな変化はありませんでしたが、その後は芝生の密度が少しずつ高まり、水切れしていた部分も徐々に回復しました。5月後半には芝の生育が一気に加速し、夏に向けた丈夫な芝生の土台づくりを進めることができました。
更新作業は時間も体力も必要ですが、この時期にしっかり土台を整えておくことで、その後の夏の管理が楽になったと感じています。
春の更新作業で芝生の土台を整えたあとは、気温の上昇に合わせた夏管理へ移ります。今後もYASUYO庭では、週1回30分を基本とした芝生管理の様子を記録していきます。
2026年春の管理を振り返って
2026年の春を振り返ると、大切だったのは特別な管理をすることではなく、その時期に必要な作業を正しい順番で進めることでした。
- 低刈りで春を迎える準備をする
- 土づくりと萌芽を待つ
- 春一番の施肥を行う
- 芝刈りを開始する
- 更新作業で夏の土台を整える
この流れを意識して管理を続けたことで、芝生は少しずつ密度を増し、春の終わりには緑が広がり、夏へ向けた丈夫な芝生へと生長していきました。
もちろん、更新作業など時間がかかる日もあり、毎週30分で終わるわけではありません。それでも、一度にすべてを終わらせようとせず、その週に必要な管理を積み重ねたことが、きれいな芝生につながったと感じています。
これから春の芝生管理を始める方も、完璧を目指す必要はありません。芝生の生長に合わせて一つひとつの作業を積み重ねていけば、少しずつ理想の芝生へ近づいていけるはずです。
春の管理方法を詳しく知りたい方へ
この記事では2026年春の管理の流れを時系列で紹介しました。
春の芝生管理の基本的な流れや、それぞれの作業を行うタイミングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 春の芝生管理|低刈り・施肥・更新作業の基本(3月〜5月)
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