芝刈りも水やりもしているのに、なんだか芝が元気ない…。
そんなときにおすすめなのが 「根切り(スライシング)」 です。
芝生の元気がなくなる原因のひとつが 「根詰まり」。
地下茎が密集しすぎると、根の伸びが悪くなり芝の勢いが落ちてしまいます。
この記事では
- 根切りの効果
- 作業する時期
- 道具
- 作業手順
を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
芝生の根切り(スライシング)とは?
根切り(スライシング)とは、芝生の更新作業のひとつで、ターフカッターや電動工具を使って芝生に切れ目を入れ、地中の根や地下茎を適度にカットする作業です。
根詰まりを防いで 通気性・排水性を改善し、芝の根を元気に保つ効果があります。
定期的に行うことで新しい根が伸びやすくなり、密度の高いきれいな芝生に整っていきます。
芝の密度が高くなってきた庭では、定期的に根切りを行うことで芝の健康を長く維持できます。
芝生の根切りのメリット
- 地中の通気性・排水性がアップ
- 根詰まりを防ぎ、新しい根の発生を促す
- 芝生の密度が増し、見た目が整う
- 病害虫の発生リスクを減らす
SHIBAMURA庭では年に1〜2回、必ず根切りを実施しています。2025年はYASUYO庭、HIROCHAN庭、YUKI庭の記事でも根切りを行いました。
特に芝生が数年経過した庭では地下茎が密集しやすくなるため、芝の健康を保つうえでも重要な作業です。
根切りとエアレーションの違い
芝生の更新作業には「根切り(スライシング)」と「エアレーション」があります。
どちらも芝生の環境を改善するための作業ですが、目的が少し異なります。
- 根切り(スライシング):地下茎や根をカットして芝の更新を促す
- エアレーション:土に穴を開けて通気性や排水性を改善する
芝生の密度が高くなりすぎている場合は、地下茎をカットする**根切り(スライシング)**が効果的です。
一方で、土が固くなっている場合はエアレーションがおすすめです。
エアレーションにもいくつか種類があり、その代表的な作業がコアリングです。
コアリングは土の芯を抜く作業で、通気性や排水性の改善に効果があります。
ちょい芝でも、ブレンドカルスを散布する際にはコアリング(穴を開けて土を抜くエアレーション)を行い、土壌改良とあわせて芝生の環境を整えています。
根切りのベストタイミングはいつ?
根切りを行うおすすめの時期は次のとおりです。
春(萌芽後〜6月頃)
秋(9〜10月頃)
日本芝(高麗芝・野芝)の場合、春は「萌芽して芝が動き出してから」行うのが基本です。
芝生は冬の間に根にエネルギーを蓄えており、そのエネルギーを使って春に芽を出します。
そのため、萌芽前に強く根を切ってしまうと、芽出しに影響する可能性があります。
ただし、春の低刈りのタイミングで根切りを一緒に行う方法もあります。
低刈り・サッチ除去・根切りをまとめて行うことで、芝生の更新作業を一度に進めることができます。
実際にSHIBAMURA庭でも、以前は3月の低刈りの際に根切りを行っていましたが、その後きれいに芝が更新していました。
なお、真夏や真冬は芝に強いストレスがかかるため、根切りは避けるようにしましょう。
根切りに使う道具
一般家庭の芝生なら、以下の道具で十分対応可能です。実際にSHIBAMURA庭でもこれらの道具を使って根切りを行っています。

- ターフカッター(深く根を切れる)
- 電動芝刈り機+根切り刃(広範囲に対応)
30㎡以下の庭であれば、ターフカッター1本で十分対応できます。短時間で済ませたい方や広い面積を作業する場合は、電動芝刈り機+根切り刃の組み合わせもおすすめです。
ターフカッターの特徴:
・手頃な価格(約2,000円〜)
・しっかり深く根を切れる
・芝が多少長くても作業できる
・面積が広いと体力が必要
電動芝刈り機+根切り刃の特徴:
・均等に素早く根切りができる
・省力的で作業が楽
・深く切れない場合がある
・芝を短く刈る必要あり
作業手順(4ステップ)
根切りは難しい作業ではありません。基本的には次の手順で行います。
- 芝刈りをして芝を短くカット
- ターフカッターや根切り機で芝生に切れ目を入れる
- 作業後に目土をすると効果アップ
- たっぷり水やりで仕上げ
作業後は芝が一時的に茶色くなることがありますが、1〜2週間ほどで新芽が伸び、徐々に緑が戻ってきます。芝生の更新作業として安心して行える作業です。
注意点
- 年1〜2回が目安(やりすぎ注意)
- 毎回向きを90度変える(均等に根を切るため)
- 土が少し湿っている日に行う(乾きすぎ・雨直後は避ける)
作業動画|60倍速で見る根切りの様子
まとめ|芝の元気を取り戻す一歩に
芝生の密度が高くなりすぎたり、元気が落ちてきたと感じたときは、根切り(スライシング)を行うことで芝の更新を促すことができます。
難しい作業ではなく、ターフカッターなどの道具があれば家庭でも十分に行える作業です。
芝の状態を見ながら、春や秋のタイミングで取り入れてみてください。

