芝生を長くきれいに維持するために、私が実際の庭で続けている土壌改良のひとつが「ブレンドカルス」です。
ブレンドカルスは、カルスNC-R・米ぬか・硫安・目土を混ぜて芝生に散布する方法です。
この記事では、実際に芝生管理で使用している配合をもとに、ブレンドカルスの作り方・1㎡あたりの配合目安・散布方法・実際に使って感じた変化まで、写真と動画を交えてまとめます。

芝生に使うブレンドカルスとは?
私が「ブレンドカルス」と呼んでいるのは、カルスNC-Rを中心に、米ぬか・硫安・目土を混ぜ合わせたものです。
芝刈りや水やりだけでは改善しにくい土の状態にも目を向け、芝生が育つ土壌環境を整える目的で使用しています。
- カルスNC-R:微生物の働きを利用した土壌改良資材
- 米ぬか:有機物として加える材料
- 硫安(硫酸アンモニウム):窒素分を補うために使用
- 目土:各資材を混ぜて芝生全体へ均一に散布しやすくするためのベース
この中で中心になるのがカルスNC-Rです。私が管理している芝生でも、土壌改良を行う際に継続して使用しています。
ブレンドカルスの配合目安|1㎡あたり
私が芝生管理で参考にしている季節ごとの配合目安は以下です。
| 季節 | カルスNC-R | 米ぬか | 目土 | 硫安 |
|---|---|---|---|---|
| 2〜4月(春) | 60〜80g | 80〜90g | 1〜2kg | 70g |
| 5〜9月(夏〜初秋) | 50〜70g | 70〜80g | 1〜2kg | 雨や芝の状態で+20g調整 |
| 10〜1月(秋〜冬) | 50〜70g | 70〜80g | 1〜2kg | 20〜25g |
※上記は1㎡あたりの目安です。実際に使用する際はメーカー資料を確認し、芝生や土壌の状態を見ながら調整してください。
私は土壌改良を続けている庭では、毎回同じ量を使うのではなく、これまでの施工回数や芝生の状態を見ながら量を調整しています。
初めから多く入れるのではなく、芝生の状態を確認しながら使っていく方が管理しやすいと感じています。
目土14kgならブレンドカルスをどれくらい作る?
1㎡単位で毎回計算するのは少し面倒なので、私は市販の目土1袋(14kg)を基準にして作ることがあります。
実際に使っている配合例は次のとおりです。
- カルスNC-R:約500g
- 米ぬか:約700g
- 硫安:春(2〜4月)は約650g
- 硫安:夏・秋(5〜10月)は約200g
- 目土:14kg
目土1袋を基準にしておくと、そのたびに細かな計算をしなくても作りやすくなります。
カルスNC-Rには1kgタイプと大容量タイプがありますが、一般家庭の芝生では10kgを使い切るのはなかなか大変です。
私自身も主に1kgタイプを購入しています。初めてブレンドカルスを試す場合も、まずは1kgから始めるのが扱いやすいと思います。
ブレンドカルスの作り方
用意する材料
- カルスNC-R
- 米ぬか
- 硫安
- 目土
分量を量る
毎回秤で細かく量るのは時間がかかるため、私は200ml容器を計量カップ代わりにしています。
最初にそれぞれ「200mlで何gになるか」を秤で確認しておけば、次回からは「○杯」という形で素早く準備できます。

カルスNC-R・米ぬか・硫安を先に混ぜる
まずカルスNC-R・米ぬか・硫安をゴミ袋などに入れ、袋を振って全体が均一になるように混ぜます。
最初から目土と全部一緒に混ぜるよりも、少量の材料を先に混ぜておいた方が全体へ均一に広げやすくなります。
最後に目土と混ぜる
カルスNC-R・米ぬか・硫安が混ざったら、ガーデンバッグなどに入れた目土と合わせます。

ブレンドカルスを芝生へ散布する手順
ブレンドカルスを作ったら芝生へ散布します。私が土壌改良を行う場合は、エアレーションと組み合わせることがあります。
1.エアレーションを行う
土の状態に合わせてスパイクやコアリングを行います。しっかり土壌へアプローチしたい場合は、コアリングで穴を開けてから施工しています。
2.ブレンドカルスを散布する
作ったブレンドカルスを芝生全体へ撒きます。ハンディ散粒器などを使うと、手撒きよりも均一に広げやすくなります。
3.芝生表面を均す
コートブラシやレーキなどを使って表面を均し、エアレーションで開けた穴にも資材が入るようにします。
4.目土で表面を覆う
カルスNC-Rを地表へそのまま残すのではなく、目土と馴染ませながら芝生表面を整えます。
5.最後に散水する
作業後は散水して、目土とブレンドカルスを芝生へ馴染ませます。
ブレンドカルスを使うときの注意点
実際に作業するときは、材料を多く入れればよいわけではありません。
- 硫安を入れすぎない:過剰な施用は芝生への負担になるため、使用量に注意します。
- 米ぬかを多用しない:気温や湿度が高い時期は、芝生や土壌の状態を見ながら使用します。
- 作ったら早めに使用する:私は必要な分だけ作り、長期間保存せずに使用しています。
- 芝生の状態を見ながら量を調整する:毎回機械的に同じ量を入れるのではなく、施工履歴や芝生の状態も確認します。
使用方法や使用量については、カルスNC-Rの最新のメーカー資料も確認したうえで施工してください。
※参考:リサール酵産株式会社「カルスNC-R」製品資料
実際にブレンドカルスを使って感じている効果
私は複数の庭で土壌改良を続けていますが、ブレンドカルスは一度撒けば芝生が劇的に変わるものではないと考えています。
実際の管理では、芝刈り・施肥・水やり・エアレーションなども行っているため、芝生の変化すべてをブレンドカルスだけの効果と判断することはできません。
それでも、土が固い場所や芝生の密度が上がりにくい場所などで土壌改良を継続していく中で、芝生の生育を支える土づくりのひとつとして取り入れています。
実際の庭でカルスNC-Rを使って土壌改良した様子はこちらの記事でも紹介しています。
▶ YUKI庭でカルスNC-Rを使って土壌改良した実例を見る
カルスNC-Rは1kgと10kgどちらを買う?
家庭の芝生でブレンドカルスを試すなら、私は1kgタイプから始めるのがおすすめです。
私自身も主に1kgタイプを購入しています。10kgは広い面積を何度も施工する場合には便利ですが、一般家庭では使い切るまでに時間がかかります。
「まず自宅の芝生で試してみたい」という場合は、1kgの方が扱いやすいと思います。
まとめ|ブレンドカルスは芝生の土づくりを続けるための選択肢
ブレンドカルスは、カルスNC-R・米ぬか・硫安・目土を組み合わせて行う芝生の土壌改良です。
私も実際の芝生管理に取り入れていますが、ブレンドカルスだけですべてが改善するものではありません。芝刈り・水やり・施肥・エアレーションなどの基本管理と組み合わせながら、土壌環境を整えるために継続しています。
初めて試す場合は、まず小さな面積から始めて、芝生の状態を確認しながら施工するのがおすすめです。


