【芝生の散水方法】夏はどう水やりする?6つの庭で実践するスプリンクラー・ホース・自動散水

YASUYO庭でメタルトリプルアームスプリンクラーを使って芝生に散水している様子 芝生の手入れ

夏の芝生管理で欠かせないのが散水です。

暑い時期は芝生から水分が失われやすく、雨が少ない日が続けば散水が必要になります。

でも、夏の散水は毎日のように必要になることもあり、意外と時間がかかります。そこで今回は、ちょい芝で実際に管理している6つの庭で、どんな方法で夏の散水をしているのかを紹介します。スプリンクラーを使う庭、ホースで散水する庭、自動散水設備を活用する庭など、それぞれの実例が、自分の庭に合った散水方法を考える参考になればと思います。

夏の散水は、毎日のことだからこそ楽にしたい

芝生を育てていると、夏場は散水の回数が増えてきます。

気温が高く、雨が少ない日が続けば、芝生の水分が不足しやすくなるためです。

ただ、芝生の散水は思っている以上に時間がかかります。

しかも、それが毎日のように必要になることもあります。

朝は仕事や家事などで忙しい時間帯です。

だからこそ、芝生をきれいに維持するためには、「どうすれば必要な散水を、できるだけ楽に続けられるか」も大切だと思っています。

そこで便利なのがスプリンクラーです。

庭にうまく合うスプリンクラーを使えば、ホースを持って庭を歩き回ることなく、広い範囲に水をまくことができます。

タイマーと組み合わせれば、自動で散水することもできます。

ただし、スプリンクラーなら何でもいいというわけではありません。

庭の広さや形、水圧、植栽の配置などによって、合う散水方法は変わります。

実際に管理している6つの庭を見てみると、その違いがよく分かります。

6つの庭、それぞれ違う夏の散水方法

現在、ちょい芝で管理している6つの庭では、それぞれ違った方法で散水しています。

散水時間や方法は、あくまで現在の各庭で行っている実例です。

「○㎡なら○分散水すればいい」という基準ではありません。

庭の条件や天候、芝生の状態によって必要な散水は変わるため、それぞれの庭の実例として見てください。

YASUYO庭|約40㎡・スプリンクラーを2個使い分け

YASUYO庭は約40㎡。

今回紹介する庭の中では広めの芝生です。

使用しているのは、メタルトリプルアームスプリンクラーです。

ただし、YASUYO庭は水圧が弱く、さらに高台にあるため、スプリンクラーを2個同時に使用することができません。

そのため、スプリンクラーを1個ずつ順番に使用しています。

さらに、1か所に置いたままでは庭全体に十分な水を届けにくいため、スプリンクラーの位置も変えながら散水しています。

YASUYO庭でメタルトリプルアームスプリンクラーを使って芝生に散水している様子
YASUYO庭ではメタルトリプルアームスプリンクラーを使って、広い芝生に散水しています。

夏場は毎日散水しており、1か所あたり15分程度を目安に散水。位置を変えながら合計すると、1時間ほどかけて散水しています。

広い芝生に弱い水圧という条件なので、どうしても散水には時間がかかります。

それでも、40㎡の芝生をホースを持って毎日散水するより、スプリンクラーを使った方が負担を減らせます。

YASUYO庭では、広い庭・弱い水圧という条件に合わせて、スプリンクラーの数や位置を変えながら散水しています。

タカギ トリプルアーム スプリンクラー QG199FJE

YASUYO庭で使用しているスプリンクラー。約40㎡の芝生で、1個ずつ順番に使用し、位置を変えながら散水しています。

※価格・在庫はリンク先で確認してください

HIROCHAN庭|約15㎡・スプリンクラー+タイマーで自動散水

HIROCHAN庭は約15㎡。

使用しているのはパルススプリンクラータイプです。

現在はタイマーをセットして、毎朝15分、自動で散水しています。

毎朝ホースを持って散水する必要がないため、日々の散水をかなり楽にできます。

夏場のように毎日の散水が必要になる時期には、散水を自動化できるメリットは大きいと思います。

HIROCHAN庭で使用しているパルススプリンクラーによる散水の様子。毎朝15分に設定して芝生全体へ散水しています。

タカギ パルススプリンクラー G196

HIROCHAN庭で使用しているパルススプリンクラー。タイマーと組み合わせ、夏場は毎朝15分の自動散水に使用しています。

※価格・在庫はリンク先で確認してください

HASHIRI庭|約25㎡・細長い三角形の庭なのでホースで散水

HASHIRI庭は約25㎡。

芝生は細長い三角形のような形をしているため、庭全体にうまく水を届けられそうなスプリンクラーがなかなか見つかりませんでした。

もちろん、私が探しきれていないだけかもしれません。

現在はHASHIRIさんがホースで散水してくれていて、夏場は毎日10分程度散水しています。

今の方法で芝生の状態も良いため、無理にスプリンクラーへ変更せず、現在の方法を続けています。

庭全体にきちんと水を届けられて、無理なく続けられる方法なら、ホースでも十分です。

MIWAKO庭|約15㎡・植栽が多いためホースで散水

MIWAKO庭は約15㎡。

芝生の周囲には植栽が多く、スプリンクラーを設置しても芝生全体にうまく水を届けるのが難しい庭です。

そのため、夏場はホースを使って、毎朝10分程度散水しています。

ホースなら、芝生の状態を見ながら必要な場所に直接水を届けることができます。

現在のホース散水で芝生の状態も確認できているため、無理にスプリンクラーを使わず、この方法で管理しています。

I-HAN庭|約35㎡・外構の自動散水設備を活用

I-HAN庭は約35㎡。

この庭には、外構施工時に植栽などへ自動で散水するための散水設備が設置されています。

この散水設備は、芝生にもある程度水が届くように設計されているとのことです。

そのため、普段から散水設備によって芝生にも水が供給されています。

芝生への追加散水は、週2回程度

現在のところ、この方法で芝生が水不足になることなく管理できています。

新しくスプリンクラーを購入する前に、「すでに庭にある散水設備で芝生にも水が届いているか?」を確認してみるのもいいかもしれません。

SHIBAMURA庭|オシレートスプリンクラーでゆっくり散水

SHIBAMURA庭では、タカギのオシレートスプリンクラーを使用しています。

庭の形に合わせて散水幅を調整するため、水の出口をつまようじでふさいで調整しています。

SHIBAMURA庭で使用しているタカギのオシレートスプリンクラー。水の出口をつまようじでふさいで散水幅を調整している様子
タカギのオシレートスプリンクラー。水の出口をつまようじでふさいで、庭に合わせて散水幅を調整しています。

散水範囲を庭に合わせるため、水圧もあえて弱めにして使用しています。

そのため、一度に広い範囲へ勢いよく散水するのではなく、ゆっくりと時間をかけて散水しています。

夏場は毎日散水しており、1時間ほどかけています。

これは「芝生には1時間散水する」という意味ではありません。庭に合う散水範囲に調整し、芝生全体に少しずつ水を届けるために時間をかけています。

タカギ オシレートスプリンクラー G195

長方形に水をまくタイプのスプリンクラー。散水範囲を調整しやすく、芝生への散水に使いやすいモデルです。

※価格・在庫はリンク先で確認してください

6つの庭を比べてみると、散水方法はさまざま

散水方法夏の散水
YASUYO庭(約40㎡)スプリンクラー毎日・約1時間
HIROCHAN庭(約15㎡)パルススプリンクラー+タイマー毎朝15分
HASHIRI庭(約25㎡)ホース毎日・約10分
MIWAKO庭(約15㎡)ホース毎日・約10分
I-HAN庭(約35㎡)自動散水設備+追加散水追加散水は週2回程度
SHIBAMURA庭オシレートスプリンクラー毎日・約1時間

10分の庭もあれば、1時間の庭もあります。

でも、「1時間散水している庭が、10分の庭より必ず多く水を与えている」とは限りません。

水圧やスプリンクラーの種類、散水範囲などによって、同じ時間でも芝生に届く水の量は変わるからです。

そのため、「毎日○分散水すれば正解」と決めるのは難しいと思います。

散水するときは、土壌まで水を届けることを意識

夏の散水で意識したいのは、芝生の葉を濡らすことだけではありません。

芝生の根がある土壌まで、しっかり水を届けることが大切です。

そのため、散水するときは一度に大量の水を勢いよく与えるのではなく、水が土壌に浸透していく様子を見ながら、少しずつ散水することを意識しています。

スプリンクラーなら、広い範囲に少しずつ水をまけるので、このような散水をしやすいのがメリットです。

一方で、土壌が水を吸収する前に大量の水を与えると、水が表面を流れてしまうこともあります。

散水中に水が流れ出してしまうようなら、一度止めて水を浸透させてから、再び散水する方法もあります。

スプリンクラーが庭に合えば、夏の散水が楽になる

ここまで6つの庭を紹介してきましたが、個人的には、庭にうまく合うのであればスプリンクラーはおすすめです。

理由はシンプルです。

夏の散水は毎日のように必要になることがあり、時間がかかるからです。

朝の忙しい時間にホースを持って庭を歩き回るのは、意外と負担になります。

スプリンクラーなら、設置してしまえば、あとは水を出すだけ。

タイマーを組み合わせれば、自動散水にすることもできます。

YASUYO庭やHIROCHAN庭、SHIBAMURA庭でも、それぞれ違うタイプのスプリンクラーを使っています。

ただし、重要なのは、「スプリンクラーを使うこと」ではなく、「自分の庭に合ったスプリンクラーを使うこと」です。

スプリンクラーを選ぶときに確認したいこと

スプリンクラーを購入するなら、次のことを確認しておくといいと思います。

庭全体に水が届くか

カタログに書かれている散水範囲だけで判断せず、自分の庭で実際に芝生全体へ水が届くかを考えます。

庭の形に合っているか

四角い庭と細長い庭、三角形の庭では、適したスプリンクラーが変わります。

水圧は十分か

水圧が弱いと、想定していた範囲まで水が届かないことがあります。

散水範囲を調整できるか

芝生以外の場所に水をまいてしまわないよう、散水範囲を調整できると便利です。

タイマーを使えるか

毎日の散水を楽にしたいなら、タイマーとの組み合わせも便利です。

スプリンクラーが合わなければ、ホースでもいい

ここまで紹介したように、スプリンクラーが便利だからといって、すべての庭に必要なわけではありません。

庭の形や植栽の配置、水圧などによっては、スプリンクラーよりホースの方が散水しやすい場合もあります。

HASHIRI庭は細長い三角形のような形、MIWAKO庭は植栽が多いという特徴があり、どちらも現在はホースで散水しています。

スプリンクラーにすることで必ず散水が楽になるとは限りません。

「スプリンクラーを使うこと」ではなく、「自分の庭で無理なく続けられ、芝生全体にきちんと水を届けられる方法を選ぶこと」が大切です。

今の散水方法で芝生の状態が良いのであれば、無理にスプリンクラーへ変更する必要もありません。

ホースで散水するときは「キリ」がおすすめ

スプリンクラーを使わず、ホースで散水する場合もあります。

ちょい芝では、ホースの先端は「シャワー」ではなく「キリ」にして散水することをおすすめしています。

キリにすると細かな水が広がるため、一か所に水が集中しにくく、芝生全体に水を広げやすくなります。

特に芝生に勢いよく水を当て続けると、土が削れたり、水が一か所に集まって流れてしまったりすることがあります。

キリにして細かな水を広げながら、ホースを少しずつ動かして散水することで、芝生全体にできるだけ均一に水を届けやすくなります。

もちろん、ホースの水圧やノズルによって水の出方は変わります。大切なのは、一か所に勢いよく水を当て続けるのではなく、芝生全体に水を届けることです。

散水は「続けられる方法」を選ぶ

芝生の散水は、一度やれば終わりという作業ではありません。

特に夏場は、毎日のように散水することもあります。

だからこそ、無理なく続けられることが大切です。

ホースで散水する方が楽な庭もあります。

スプリンクラーが合う庭もあります。

タイマーで自動化した方がいい庭もあります。

I-HAN庭のように、すでにある自動散水設備を活用できる場合もあります。

散水方法や時間は、芝生の広さ、庭の形状、水圧、日当たり、土壌、天候、芝生の状態などによって変わります。

今回紹介した6つの庭の散水時間も、あくまでそれぞれの庭で行っている実例です。

「○㎡なら○分」という一つの正解があるわけではありません。

まとめ|夏の散水は、できるだけ楽に続けたい

夏の芝生管理では、散水が大切です。

でも、毎日の散水は時間もかかります。

だからこそ、自分の庭に合った散水方法を見つけ、無理なく続けられるようにすることが大切だと思っています。

スプリンクラーが庭に合えば、毎日の散水を楽にできます。タイマーと組み合わせれば、自動化することもできます。

一方で、庭の形や植栽などによってはホースの方が使いやすいこともあります。すでに自動散水設備があるなら、それを活用する方法もあります。

散水方法や時間は、芝生の広さ、庭の形状、水圧、日当たり、土壌、天候、芝生の状態などによって変わります。

「○㎡なら○分」という一つの正解があるわけではありません。

今回紹介した6つの庭も、それぞれ条件に合わせて散水方法を決めています。

一時的に水不足の症状が見られた庭もありましたが、散水方法を調整しながら管理を続けたことで、どの庭もこの夏はまずまずの仕上がりを維持できています。

夏の散水は毎日のことだからこそ、芝生の状態を見ながら、自分の庭で無理なく続けられる方法を見つける。

それが、週1日30分の芝生管理を目指す「ちょい芝」の散水の考え方です。

この記事では夏の散水方法を紹介しましたが、9月以降は気温や降雨量、芝生の状態を見ながら、少しずつ散水頻度も調整していく予定です。

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