芝生の手入れというと「芝刈り」や「水やり」を思い浮かべがちですが、実際に管理していると一番悩まされるのは「雑草」です。せっかく芝刈りをしても、芝の間から雑草が目立つと、見た目は一気に悪くなります。
手で抜いても追いつかない場合に役立つのが「芝生専用の除草剤」です。この記事では、高麗芝・姫高麗芝・ノシバを管理してきた実体験をもとに、初心者でも失敗しにくい芝生用除草剤の選び方と使い方をまとめました。
芝生に使える除草剤とは?
除草剤には大きく分けて2種類があります。
- 非選択性除草剤:芝生も雑草もすべて枯らすタイプ
- 選択性除草剤:芝生を枯らさず、特定の雑草だけに効くタイプ
芝生に使うのは必ず「選択性除草剤」です。畑用や非選択性除草剤を使うと、芝生まで枯れてしまうため注意が必要です。ラベルに「芝生に使用可」と書かれているものを選びましょう。
除草剤を使うベストな時期
芝生用除草剤は、雑草が小さいうちに使うのが最も効果的です。
- 春(3〜4月):芝生が動き出す前〜動き始め
- 秋(9〜10月):越冬雑草対策
基本はこの年2回(春と秋)の使用で十分です。
ただし、春の対策後も雑草が多く出てくる場合は、梅雨前〜初夏に追加で散布すると効果的です。雑草の発生状況に応じて、年2〜3回を目安に調整しましょう。
特に春は、芝生よりも雑草の方が先に伸びるため、この時期に対策しておくことで、夏の雑草発生を大きく減らすことができます。
除草剤の種類と選び方
- 茎葉処理型:今生えている雑草に直接効く
- 土壌処理型:これから生える雑草を抑える
春の雑草対策では、茎葉処理と土壌処理の両方の効果を持つタイプを使うと効率的です。広葉雑草用、イネ科雑草用など対象雑草が異なるため、雑草の種類に合わせて選ぶことが重要です。
実際に使用している除草剤
私は以下の芝生用除草剤を組み合わせて使用しています。雑草の種類ごとに効く薬剤が違うため、1種類だけで対応せず、広葉雑草・イネ科雑草・コケ類に分けて対策しています。
■ シバゲンDF(広葉雑草向け)
タンポポ・オオバコ・ナズナなどの広葉雑草に効果がある芝生専用除草剤です。芝生を枯らさずに雑草だけを枯らせるため、春・秋の基本対策として使用しています。
■ グリーンアージラン液剤(イネ科雑草向け)
メヒシバ・スズメノカタビラなどのイネ科雑草に効果があります。シバゲンDFでは効かない雑草対策として併用しています。
■ ザイトロンアミン液剤(クローバー・チドメグサ向け)
クローバー(シロツメクサ)やチドメグサなど、しつこい広葉雑草に使用しています。部分的なスポット処理向きです。
■ キレダー水和剤(コケ・藻類対策)
日当たりの悪い場所に発生しやすいコケ・藻類の対策として使用しています。芝生の生育環境を改善する目的で使います。
■ 展着剤:まくぴか
除草剤の効果を高めるために使用している展着剤です。薬剤の付着性を高め、ムラなく散布しやすくなります。
散布方法のポイント
- 晴れて風の弱い日に散布する
- 芝生が乾いた状態で作業する
- 希釈倍率や使用量は必ず説明書に従う
- 散布後すぐに水やりをしない(薬剤が乾くまで待つ)
- 広い範囲の場合は、ジョーロより芝生用の散布機を使うと効率的でムラなく散布できる
芝生用除草剤も、濃すぎる希釈や真夏の高温時に散布すると芝生を傷めることがあります。特に夏場は避け、春や秋の涼しい時期を中心に使用するのが安全です。
広範囲の除草剤散布には芝生用散布機や噴霧器が便利です。私が実際に電動噴霧器を使った体験記事は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
私が使用している噴霧器は、HAIGE 電動噴霧器 HG-KBS12Lです。作業効率が格段に上がるので、広い芝生や雑草の多い場所での散布におすすめです。
まとめ芝生の雑草対策は、「生えてから抜く」よりも「生えにくくする」ことが重要です。春と秋に芝生用除草剤を上手に使うことで、手作業の除草を大きく減らすことができます。 芝生の種類や雑草の種類に合わせて薬剤を選び、無理のない範囲で管理を続けていくことが、きれいな芝生を維持するコツです。 タイトルとURLをコピーしました
|

