HIROCHAN庭の芝生は「ひめの(省管理型わい性ノシバ)」という品種です。ゾイシアンジャパン株式会社の製品で、公式ホームページによると「長期間放置しても安定して発芽・生育する。コウライシバとは異なり、更新作業なしでも放置栽培が可能」と紹介されています。HIROCHAN庭の芝生も本格的な更新作業は行わず、エアレーションのみ実施している状態です。古い土がそのまま残っており、土壌は粘土質で一般的な芝生にはあまり適していません。
「芝生の基本は土壌から」と考え、HIROCHAN庭でもカルスNC-Rを用いた土壌改良を実施しました。
1週間経った芝生の状態(9/29 → 10/6)

この一週間は曇りや雨の日が多く、気温も20℃前後まで下がりました。芝生は元々密生していないため、大きな生長は見られません。雑草は9月23日に除草剤処理を行い、徐々に枯れ始めていますが、完全に消えるまでにはもう少し時間がかかります。シバゲンのリーフレットによれば、雑草が完全に枯れるまでには春夏で20~30日、秋冬で30~40日程度かかるとのことです。
カルスNC-Rを使った土壌改良の作業内容
HIROCHAN庭の土壌改良は、YASUYO庭とほぼ同様の手順で実施しました。ただし、芝生がほとんど伸びていないため、サッチング後の芝刈りは行いませんでした。芝生の面積は15㎡なので、使用資材は以下の通りです。
- カルスNC-R:750g
- 米ぬか:1050g
- 硫安:300g
- 目土:14kg(使用袋数1袋)
作業手順は以下の通りです。
- エアレーション:芝生に穴を開けて通気性を改善し、根の張りを良くする作業
- サッチング:古い芝の根や枯れ葉(サッチ)を除去し、肥料や水が浸透しやすくする作業
- ブレンドカルス散布:カルスNC-R、米ぬか、硫安、目土を混ぜて芝生に散布し、土壌を改良
- 埋め戻し:散布した改良資材を均一に埋め込み、土と馴染ませる作業
- 散水:資材を土に浸透させ、芝生の根に栄養を届ける
15㎡の芝生であれば、上記作業はおよそ30分で完了しました。リサール酵産株式会社によると、ブレンドカルスは「1年目は年間4~6回を目安に使用」、また「10月~1月は1~2回の使用が推奨」とされています。次回は12月頃に、今回と同様の作業を行う予定です。
ブレンドカルス散布の詳しい手順や注意点は、こちらの記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
作業の様子(動画・60倍速)
作業の全体の流れは動画でも確認できます。短時間での土壌改良作業の手順や散布の様子が60倍速で分かりやすくまとめられています。