前回(5月14日)、HIROCHAN庭の芝生ではメヒシバが勢力を伸ばし始めたため、対策に選択性除草剤『グリーンアージラン液剤』を使いました。芝生を傷めずに雑草だけを抑えられる除草剤ですが、その後の経過は…散布から11日が経過した芝生の様子とHIROCHAN庭の芝生でも今年2回目の土壌改良を行ったのでその様子をレポートします。
11日経った芝生の状態

左が5月14日で、右が5月25日の状態です。全体的な芝生の状態はそれ程変化がありません。HIROCHAN庭の芝生はノシバで「ひめの(省管理型わい性ノシバ)」という品種です。ノシバは高麗芝に比べると生長速度が遅いため、この11日間ではそれ程生長は感じられません。
メヒシバに除草剤散布後の経過
メヒシバはイネ科の一年生雑草で、芝と同じような細い葉を地面に這わせて広がります。見た目が芝に似ているため気づきにくく、油断すると穂をつけて種を大量にばらまく非常に厄介な存在です。
さてグリーンアージラン散布から11日経過後のメヒシバですが…

葉の色がやや黄色くなり、生長の勢いが止まっている様子。一部ではすでに枯れ始めている株もありました。完全に消えるまではいかないものの、確実にダメージを受けている印象です。一方でノシバは元気に生長しており、全く影響を受けていないようです。
使用した『グリーンアージラン』は、芝生に使える除草剤で、主に茎葉から吸収され殺草効果を示します。効果の発現はまず新葉から黄化が起こり、生育不良となりやがて枯れ、完全に枯れるまでは時間がかかるようですが、効果が発現した時点で生育は停止します。メヒシバ、スズメノカタビラ、カタバミなどの一年生雑草に効果があります。すでに大きくなった雑草には効果が落ちるようです。芝の萌芽期や夏期高温期の使用では、一時的に芝の黄化の生じることがあるようで使用はしない方がよいとのことです。今回の使用時期はちょうど良かったようで、メヒシバを枯らしつつ、ノシバは黄化することなく元気な状態を維持できていました。
土壌改良
除草剤散布後もノシバは元気な状態だったため、HIROCHAN庭の芝生でも今年2回目の土壌改良材カルNC-Rを散布しました。作業は今年1回目の内容とほとんど同じに内容になりますが、今回は先に芝刈りを行いました。
ちょい芝管理人が管理している芝生では定期的に土壌改良材を投入しています。どこの芝生もそれまで土壌改良を行っておらず、土壌が固く締まっているためです。土壌が改善されれば土壌改良材の投入頻度や量を減らしていきますが、HIROCHAN庭の芝生は昨年9月から管理をはじめ、土壌改良材カルスNC-Rの投入は昨年11月、今年3月の2回だけで、まだまだ土壌が固く感じます。
土壌改良材散布後は、不陸が激しい場所に目土を入れて今週の作業を終了としました。