【芝日記】ラージパッチの兆候?サッチングで通気性改善&20mm芝刈り|YASUYO庭

ラージパッチが疑われる芝生と熊手でかいて出てきたサッチ YASUYO庭

9月7日のYASUYO庭の芝生管理記録です。8月31日の芝刈りから1週間、大雨の影響で芝生に黄色から茶色のまだら模様が広がりました。これは芝生病害「ラージパッチ」の可能性が高く、今回は初期対応としてサッチングと芝刈りを実施しました。サッチを取り除くことで通気性を改善し、病害の進行を抑える効果が期待できます。

前回の芝刈りの様子はこちら 👉

【芝日記】前年より密度アップ!20mm芝刈りで迎える夏のピーク|YASUYO庭

1週間経った芝生の状態(8/31 → 9/7)

ラージパッチが疑われる芝生と熊手でかいて出てきたサッチ
ラージパッチの症状が出ている芝生と熊手で軽くかいた際に出てきたサッチ(YASUYO庭 2025年9月7日)

芝生全体に黄色から茶色のまだら模様が広がっており、特に湿気が溜まりやすいエリアで症状が強く見られました。熊手で表面を軽くかくと、サッチが多く溜まっていることも確認できました。

ラージパッチとは?

ラージパッチは、高麗芝などの暖地型芝生に発生しやすい代表的な病害で、病原菌「リゾクトニア菌」によって引き起こされます。春や秋の気温が下がる時期に発生しやすく、特徴的なのはオレンジ色〜褐色の大きなリング状(パッチ)が現れることです。特に芝生の生育が緩慢になる季節に症状が目立ち、放置するとパッチが拡大して見栄えを大きく損ないます。

発生条件の例:

  • 気温が15〜25℃の時期
  • サッチが厚く、湿気がこもる環境
  • 水はけや通気性が悪い土壌

湿度が高く風通しの悪い環境では特に発生しやすいため、サッチ除去やエアレーションなどで通気性を確保することが予防につながります。

サッチングによる通気性改善

今回、ラージパッチの発生要因となりやすいサッチを除去するために、サッチングを実施しました。サッチングは芝表面の古い葉や枯れた茎を取り除き、通気性や透水性を改善する効果があります。これにより、芝根への酸素供給が促され、病原菌の発生環境を抑制できます。

RYOBI LM-2300芝刈機とサッチング刃を装着した状態
今回のサッチングで使用したRYOBI LM-2300。右側はサッチング刃を装着した状態(YASUYO庭 2025年9月7日)

YASUYO庭は40㎡と広いため、熊手ではなく電動芝刈り機「RYOBI LM-2300」にサッチング刃を装着して作業しました。現行機種では京セラ LM-2310が相当モデルになります。

京セラ(リョービ) 電子芝刈機(電動芝刈り機・電動芝刈機) LM-2310 693750A(1個)【リョービ(京セラ)】[芝刈り 電動刈込機 自動芝刈]
価格:23,648円(税込、送料別) (2025/9/9時点) 楽天で購入
【9/10はP3倍!】在庫品 京セラ 旧リョービ 芝刈機用 サッチング刃セット 230mm用 6731027 替刃 替え刃 KYOCERA リョービ RYOBI LM-2310 LM-2300 BLM-2300 芝刈り機 サッチング作業 芝刈機 芝生手入れ サッチング刃 電動 芝生 堆積 刈りカス
価格:8,034円(税込、送料別) (2025/9/9時点) 楽天で購入

サッチング後の芝刈りと回収量

サッチング後は20mmの高さで芝刈りを実施しました。サッチと刈り取った芝を合わせると、45Lのゴミ袋いっぱいの量になりました。サッチがどれだけ蓄積していたかがよく分かります。

サッチングと芝刈りで回収したサッチと芝生 45L袋1杯分
サッチングと芝刈りで回収したサッチと芝生。45Lのごみ袋いっぱいになりました(YASUYO庭 2025年9月7日)

今後の管理と対策

サッチングだけでラージパッチが完全に改善されるわけではありませんが、通気性改善は病害抑制の第一歩です。次週以降の芝生の様子を見ながら、必要であれば殺菌剤散布を検討します。

また、今年も土壌改良の一環としてカルスNCRを散布予定です。その前に殺菌剤を散布し、病害リスクを減らしたうえでカルスによる土壌環境改善につなげていきます。

まとめ

  • 大雨後にラージパッチと思われる症状が発生
  • サッチが多く、通気性悪化が病害の原因になっていた可能性
  • 電動芝刈り機+サッチング刃でサッチを大量除去
  • サッチと芝で45Lごみ袋1杯分を回収
  • 次週は殺菌剤散布を検討し、カルスNCRで土壌改良予定

今週の作業動画(60倍速)

タイトルとURLをコピーしました