6月から管理を続けてきたYASUYO邸の芝生は、8月下旬にピークを迎え、しばらくの間は美しい状態を保っていました。限られた作業時間の中で良好な状態を維持するためには、芝生の手入れだけでなく、管理しやすいレイアウト作りも大切です。そこで今回からは、週1日・30分の作業でもきれいな芝生を保てるようなレイアウト改善に取り組んでいきます。
1週間の芝生の変化(10/27 → 11/3)

今週は平均気温が20℃を下回り、最低気温が9℃まで冷え込む日もありました。芝生は冬枯れが進み、茶色い葉が目立つようになっています。雨の日もあり、柔らかくなった芝生に工事車両(※現在YASUYO邸はリフォーム中)が乗り入れたため、一部にタイヤ跡が見られます。
今年の芝生は、8月下旬のピーク後も数週間にわたり良好な状態を維持できました。リフォームの開始時期が冬枯れ期に入ってからだったことで、生育への影響は最小限に抑えられ、来春に向けた回復が期待できます。
豆知識:冬枯れ期の芝生は根が生きており、春には再び新芽が出ます。この時期は地上部の手入れよりも、土壌改善や環境整備を行うチャンスです。
芝生のレイアウト改善に向けて
11月の高麗芝は生育がほぼ止まるため、芝刈りや水やりは不要になります。ただ、芝の色が茶色くなることで雑草が目立ちやすくなるので、見つけたら早めに抜き取りましょう。また、落ち葉は放置すると病気や害虫の温床になるため、定期的に取り除くことも大切です。
今回からは「週1日30分で美しい芝生を保つ」ことをテーマに、レイアウトの見直しをスタートします。特に日当たりが悪く、芝が育ちにくい場所は別の素材に切り替え、手入れの負担を減らす予定です。
現状の課題と第一歩
YASUYO邸の芝生は撮影アングルによってはとてもきれいに見えますが、植栽や石灯篭、ブランコ周辺は日当たりが悪く、土が露出している場所もあります。こうした場所は芝生を維持するのが難しく、時間をかけて手入れをしても効果が出にくいことがあります。

今回はまず、日当たりの悪い部分と芝がきれいに育っている部分をターフカッターで分けました。次回はここにブロックを設置し、芝生と他の素材との境界を明確にしていきます。

ワンポイント:芝生と他素材の境目をはっきりさせると、芝刈りや掃除がしやすくなり、作業時間の短縮につながります。