芝生にはさまざまな種類があり、地域の気候や管理スタイルに合った品種を選ぶことが大切です。特に「暖地型芝草」と「寒地型芝草」は、生育温度や管理方法が大きく異なり、間違った選択をすると思うように育ちません。
この記事では、代表的な芝草の特徴をわかりやすく整理しつつ、「週末だけの管理」を前提にしたおすすめ品種も紹介します。初めて芝生づくりに挑戦する方は、ぜひ参考にしてください。
1. 暖地型芝草と寒地型芝草の違い
芝生は大きく分けて「暖地型芝草」と「寒地型芝草」の2種類があります。それぞれの違いは以下の通りです。

暖地型芝草:適応温度は25~35℃。夏に最もよく育ち、冬は休眠して茶色くなります。
寒地型芝草:適応温度は15~24℃。涼しい季節に育ち、冬でも緑を保つことが可能です。
日本の多くの地域(特に関東以西)は温暖地帯に分類されるため、基本的には「暖地型芝草」が適しています。ただし、北海道や標高の高い地域では「寒地型芝草」が向いています。
当ブログ「ちょい芝」では、暖地型芝草の中でも管理がしやすい「高麗芝」をメインに扱っています。
2. 主な芝草の種類と特徴
▶ 暖地型芝草
- 高麗芝:もっとも一般的な品種。耐暑性・耐乾性に優れ、管理がしやすい。週末だけの管理にも向いています。
- 姫高麗芝:高麗芝より葉が細かく美しいが、やや管理の手間は多め。見た目重視の方におすすめ。
- ノシバ:葉が太く、踏み圧に強い。耐寒性もあり、手入れの頻度を抑えたい方に向いています。
- バミューダグラス:西洋芝の一種。非常に丈夫で高密度だが、生長が早いためこまめな手入れが必要。
▶ 寒地型芝草
- ベントグラス:柔らかく密度が高い。美しいが管理が非常に難しい。ゴルフ場向け。
- ブルーグラス:年中緑を保てるが、乾燥や踏み圧にはやや弱い。
- ライグラス:発芽が早く補修用として使われる。寿命が短く、頻繁な手入れが必要。
3. 週末だけの管理におすすめの芝生は?
週1日30分の作業で芝生を維持したい方には、「高麗芝」が断然おすすめです。
理由は以下の通りです:
- 生長がゆっくりで芝刈りの頻度を抑えられる
- 乾燥に強く、水やりの手間が少ない
- ホームセンターなどで入手しやすく、補修も簡単
実際に「ちょい芝」で管理しているYASUYO庭も高麗芝を使用しており、週末だけの管理で美しい状態を維持しています。

まとめ
- 芝生には「暖地型」と「寒地型」がある
- 地域と管理頻度に合った芝草を選ぶのが重要
- 週末だけの管理には「高麗芝」が最適
芝生の種類を正しく選ぶだけで、日々の管理の手間はぐっと減ります。ご自身の生活スタイルに合った芝生を選び、無理なく楽しみましょう!
「高麗芝ってどんな風に育つの?」という方は、実際に週末だけで管理しているYASUYO庭の芝生管理記録もぜひご覧ください。