芝刈りも水やりもしてるのに、なんだか芝が元気ない…。そんなときにおすすめなのが 「根切り(スライシング)」です!芝生の元気がなくなる原因のひとつが「根詰まり」。この記事では、根切りの効果や適切な時期、道具、作業手順まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
芝生の根切り(スライシング)とは?
根切りとは、ターフカッターや電動工具を使って芝生に切れ目を入れ、地中の根や地下茎を適度にカットする作業です。根詰まりを防いで通気性・排水性を改善し、芝の根を元気に保つ効果があります。定期的な根切りにより、芝が新しい根を伸ばしやすくなり、密度の高いきれいな芝生に整っていきます。
根切りのメリット
- 地中の通気性・排水性がアップ
- 根詰まりを防ぎ、新しい根の発生を促す
- 芝生の密度が増し、見た目が整う
- 病害虫の発生リスクを減らす
SHIBAMURA庭では年に1〜2回、必ず根切りを実施しています。2025年はYASUYO庭、HIROCHAN庭、YUKI庭の記事でも久しぶりに根切りを行いました。
根切りのベストタイミングはいつ?
おすすめの時期は以下のとおりです:
- 春(3〜6月):根が動き出す時期
- 秋(9〜10月):夏のダメージからの回復期
真夏や真冬は避けましょう。芝に強いストレスがかかり、ダメージが残る可能性があります。
根切りに使う道具
一般家庭の芝生なら、以下の道具で十分対応可能です。

- ターフカッター(深く根を切れる)
- 電動芝刈り機+根切り刃(広範囲に対応)
30㎡以下の庭であれば、ターフカッター1本で十分です。短時間で済ませたい方には、電動芝刈り機+根切り刃の組み合わせもおすすめです。
ターフカッターの特徴:
・手頃な価格(約2,000円〜)
・しっかり深く根を切れる
・芝が多少長くても作業できる
・面積が広いと体力が必要
電動芝刈り機+根切り刃の特徴:
・均等に素早く根切りができる
・省力的で作業が楽
・深く切れない場合がある
・芝を短く刈る必要あり
作業手順(4ステップ)
- 芝刈りをして芝を短くカット
- ターフカッターまたは電動機で根を切る
- 作業後に目土や追肥をすると効果アップ
- たっぷり水やりで仕上げ
作業後、芝が一時的に茶色くなることがありますが、1〜2週間で新芽が伸びて緑が戻ります。
注意点
- 年1〜2回が目安(やりすぎ注意)
- 毎回向きを90度変える(均等に根を切るため)
- 乾燥していない日を選ぶ(土が少し湿っている日が理想)
作業動画|60倍速で見る根切りの様子
まとめ|芝の元気を取り戻す一歩に
芝生の健康と美しさを保つためには、根切りはとても重要な作業です。芝の元気が落ちてきたら、ぜひ一度お試しを。ちょい芝では、家庭でも手軽にできる芝生のお手入れ方法を今後も発信していきます!