10月の芝生管理では、冬に備えて肥料を与えることがとても重要です。秋にしっかりと施肥しておくことで、芝生は寒さに耐える力をつけ、春になったときに素早く元気な緑を取り戻せます。
ただし雑草が残っていると、せっかくの養分を奪われてしまうため注意が必要です。HIROCHAN庭では、9月に除草剤を散布した効果が徐々に現れ、雑草が枯れ始めてきました。そこで今回は、残った雑草を手作業で取り除き、肥料を散布して冬支度を行いました。
1週間経った芝生の状態(10/6 → 10/13)

左が10月6日、右が10月13日の芝生です。この一週間は最高気温が17〜24℃、朝晩は少し肌寒い秋らしい天候でした。ノシバは暖地型芝なので、秋になると生長が緩やかになります。特に夜間の気温が15℃を下回ると生長がほぼ止まり、やがて休眠に入ります。
9月23日に散布した除草剤の効果はしっかり現れており、茶色く枯れている部分は雑草です。飛び石周りに繁っていた雑草も弱り、ノシバ自体は影響を受けずに残っています。

雑草除去と秋の肥料散布
除草剤の効果で雑草はかなり弱りましたが、一部にはまだ生き残っているものもありました。そのままにしておくと肥料の栄養分が雑草に奪われてしまいます。そこで、できる限り雑草を抜き取ったうえで施肥を実施しました。
秋の肥料には大きな役割があります。窒素やカリウムを含む肥料を与えることで根が強化され、冬の寒さや乾燥に耐える力がつきます。葉の生長は気温低下で鈍化しますが、根はまだ活動を続けています。秋の施肥は根の発達を助け、翌春に芝生が素早く緑を回復するための準備となります。