今回、新たに「HASHIRI庭」の芝生管理をスタートしました。
職場の先輩の息子さんのお宅で、僕が芝生管理をしてブログを書いていることを話したところ、「息子の家の芝生も見てもらえないか」とのことで、今回管理させていただくことになりました。
HASHIRI庭の概要

・芝生面積:約25㎡(高麗芝)
・環境:南側に建物があるが、西日はよく入る
・芝生は2023年11月に張って以来、ほぼ手入れなし
・肥料未実施、芝刈りは年1回ほど
今回訪問したところ、芝生は長いところで約20cmに伸び、雑草もびっしり。リール式芝刈り機では刈れない状態でした。

今回の作業(初回)
午後から雨の予報だったため、除草剤散布は次回に回し、今回は見た目を整えることを目的に芝刈りを実施しました。
芝生用バリカンで雑草混じりの長い芝をざっくり短くし、その後、芝刈り機の最も高い刈高設定で仕上げました。芝が伸びすぎていたため、リール式ではスムーズに刈れず、初回は1時間以上かかりました。
🌿なぜリール式は伸びすぎた芝を刈れないのか
リール式芝刈り機は「はさみの原理」で芝を押し切る構造のため、芝が長すぎると刃の間に芝が絡まり、リールが止まったり芝を引きちぎることがあります。
🔧目安:刈高40mm設定の場合、芝丈が60mm以上だとほぼ詰まります。高麗芝が5〜6cmを超えている場合は、一度に刈るのは難しいです。
HASHIRI庭でも試しましたが、芝が長く寝ており、タイヤが芝の上を滑るだけで回転せず、刃も動かない状態でした。押しても抵抗が強く、芝を切るどころかただ押し倒して進むような感覚でした。
本来、長く伸びた芝を一気に刈る場合はリール式よりもロータリー式芝刈り機が適しています。ロータリー式は「回転刃で叩き切る」構造で、長い芝や雑草混じりでも比較的スムーズに刈れます。今回はリール式しかなかったため、芝生用バリカンで長すぎる部分を短くした後、縦・横・斜めと方向を変えながら少しずつ刈り進めました。
芝刈りの基本「1/3ルール」と今回の判断
✂️芝刈りの基本「1/3ルール」とは
芝丈の1/3以内で刈ることで、葉を必要以上に失わず光合成を維持できます。急激に刈ると芝が弱る原因になります。
⚠️今回は軸刈り覚悟で均一さを重視
HASHIRI庭では芝が長すぎたため、1/3ルールは守れませんでした。今回はシーズン終盤なので、芝の緑を残すよりも見た目を均一に整えることを優先。多少軸刈りになった部分はありますが、春の芽吹きとともに自然に回復します。
ビフォーアフター
作業前は雑草だらけで芝の長さも不揃いでしたが、雑草を含めて刈り揃えることで全体の高さが揃い、庭全体がすっきりした印象になりました。境界部分は完全には整えられませんでしたが、初回としては十分なスタートです。

今後の管理方針
今後は「ちょい芝」コンセプトに沿って、週1日30分で管理していきます。年内の作業予定は以下の通りです:
- 除草剤による雑草処理(次回)
- 施肥
- 土壌改良材「ブレンドカルス」の散布
定期的に管理すれば、25㎡の芝生なら週1日30分で十分です。来春には健康的で密度の高い緑の芝生を目指します。
