❝週1日30分の作業できれいな芝生を作る❞をモットーに、友人宅の芝生(YASUYO庭とHIROCHAN庭)を管理していきます。YASUYO庭は高麗芝約40㎡、HIROCHAN庭はノシバ約15㎡の芝生です。週1日30分の作業ではできることが限られてきますが、50㎡までであれば、ある程度道具が揃っていれば十分管理することができます。今回はYASUYO庭とHIROCHAN庭で使用している芝刈り機を紹介します。
芝刈り機の種類
芝刈り機は、芝生の手入れを行う上で最も重要な道具です。芝生は、芝刈り・散水・時々肥料でそこそこきれいになります。芝刈り機にはいくつか種類があり、芝生の広さやレイアウトによっておすすめの芝刈り機が変わってきます。
1.手動式芝刈り機
手動式芝刈り機は、手押し車の要領で芝刈り機を押すことでタイヤが回転し、その力を使ってリール刃が動き、芝を刈っていきます。手動式芝刈り機の最大のメリットは電動式芝刈り機と違いコードがない分、取り回しが非常に楽で、手軽に芝刈りができることです。ある程度形が整ったレイアウトの芝生で15㎡~50㎡程度であれば、手動式芝刈り機が一番おすすめです。
2.電動式芝刈り機
電動式芝刈り機にはリール式とロータリー式があります。リール式の方が芝へのダメージが少なくきれいに仕上げることができます。ロータリー式は長い芝でも刈ることができるのが特徴です。こまめに芝刈りをする場合はリール式がお勧めです。電動式芝刈り機の場合はコードがあるため、手動式に比べると取り回しに手間がかかります。しかし、手動式のように芝刈り機を走らせなくても芝が刈れるため、狭いスペースや法面、植栽ブロックなどでスムーズに芝刈り機を走らせられない場所でも安定して芝を刈ることができます。またリール刃をサッチング刃や根切り刃に交換できる芝刈り機(京セラ LM-2310)があり、サッチングマシーンとして使えるものもあります。
マキタ MLM1610は、他の電動式芝刈り機とは少し違い、固定刃と回転するロータリー刃で刈込む電動式芝刈り機です。芝生用バリカンに近い電動式芝刈り機で、刈り取った芝は集草箱に回収され、ある程度際刈りもできます。ただし刈り込みできる部分は小さく、広い芝生の管理には適しません。15㎡以下であればこれ一台でも管理できると思います。
3.芝生用バリカン
芝刈り機では刈れない壁際や植栽周り、飛び石周りなどをきれいに刈る際には芝生用バリカンがおすすめです。コードレスのものありますが、コード式に比べるとパワーが少し劣る印象でした。コードを2本、3本と繋げればかなりの範囲まで届くので、コード式のものをおすすめします。
使用中の芝刈り機
YASUYO庭で使用している芝刈り機は『バロネス 手動式芝刈り機 LM4D』です。

YASUYOさんのものをお借りしています。家庭用芝刈り機では最も高級な芝刈り機ですが、切れ味は抜群で刈り残しもほとんどない為、50㎡の芝生でも30分あれば十分刈ることができています。基本的にこれ一台で芝刈りをしているため、際刈りはできていません。広い芝生の場合、できる限り芝刈り機1台で管理できるようなレイアウトにすることで短時間の作業でもきれいに管理できます。
HIROCHAN庭で使用している芝刈り機は手動式芝刈り機『キンボシGFF-2500ファインモアー』です。

HIROCHANが2011年5月に購入されたものですが、刃研ぎをされているので、今でも十分使用できます。ノシバ15㎡の管理においては十分ですが、植栽周りや菜園スペース際などは、自前のリョービ芝生用バリカンAB-1120やマキタ電動芝刈り機MLM160を使用しています。

上記以外にもサッチングの際や更新作業(低刈り)の際には、 リョービ(現京セラ)電動式芝刈機 LM-2310とその旧型機にサッチング刃を付けたものを使用しています。根切り刃

手動式芝刈り機の価格は、6,000円程度から60,000円以上するものまであります。私はホームセンターで売っている当時5,000円程度ものを使用していたことがありますが、刈りムラや刈り残しが多く、スムーズに刈ることができず、すぐに買い換えてしまいました。SHIBAMURA庭でもHIROCHAN庭と同様に『キンボシGFF-2500ファインモアー(2011年当時で23,600円)』を使用していたこともあり、こちらは40㎡あるSHIBAMURA庭の管理には十分な仕事をしてくれました。その後、現在も使用中のバロネス 手動式芝刈り機(当時55,000円)に買い換えています。
私が使用してきた感覚ですが、15㎡~30㎡以下であればキンボシの芝刈り機で十分、40㎡以上になるとバロネスの芝刈り機が望まれるといった感じです。手動式芝刈り機は今まで3つの機種しか使用したことがありませんが、長くストレスなく芝刈りを行うためにはそこそこの芝刈り機を購入することをお勧めします。
またサッチングは芝生の手入れの中でも特に重労働になります。広い芝生の場合、短時間で行うためにはサッチングマシーンは欠かせません。