芝生の種類と特徴

芝生の手入れ

芝生には様々な種類があり、地域の気候や使用目的に合ったものを選ぶ必要があります。特に「暖地型芝草」と「寒地型芝草」は、それぞれの特徴や育つ環境が大きく異なるため、選び方を間違えると管理が大変になることもあります。週末だけの管理の場合は高麗芝を選ぶことをおすすめします。

1.暖地型芝草と寒地型芝草の違い

芝生は大きく「暖地型芝草」と「寒地型芝草」に分けられます。それぞれの特徴を簡単に比較すると、以下の通りです。

それぞれの違いを理解することで、自分の庭に合った芝生を選べます。

2.主な芝草の種類と特徴

暖地型芝草の代表品種

1)高麗芝:

日本で最も一般的な芝草。葉幅が細く、密度が高いため繊細で美しい。耐暑性に優れ、乾燥にも強く、丈夫で管理しやすい。見た目の美しさから、庭園やゴルフ場のフェアウェイなど、景観を重視する場所で使用される。

2)ノシバ:

葉幅が広く硬めで、踏み圧に強いのが特徴。耐寒性が高く、寒冷地や高冷地でも生育可能。耐久性が高く、踏み圧に強いため、公園やゴルフ場のラフなど、人が多く利用する場所で多く使用されている。生長が遅く、手入れが簡単で、芝刈りの頻度も少なくて済む。

3)バミューダグラス

バミューダグラスとは暖地型の西洋芝の総称で「ティフトン」や「リビエラ」などの品種がある。高温や乾燥に非常に強く、すり切れや踏みつけにも強い。生長が早く、短期間で密度の高い芝生を形成する。スポーツフィールドや公園など、耐久性が求められる場所での使用に適している。

寒地型芝草の代表品種

1)ブルーグラス

一年中緑を保ちやすく、見た目が美しい。乾燥や踏みつけにやや弱い。

2)ベントグラス

常緑で葉が柔らかく、密度の高い美しい芝生を形成する。低刈りや頻繁な刈り込みもできるためゴルフ場のグリーンに利用される。

3)ライグラス

速やかに発芽するため、補修用に使われることが多い。寿命が短く、頻繁なメンテナンスが必要。

3.週末だけの管理でおすすめ品種は「高麗芝」

芝生の広さにもよりますが、週1日30分できれいな芝生にするためには管理の手間がかかる種類は不向きです。一般的に暖地型芝草と寒地型芝草では、暖地型芝草の方が管理の手間はかかりません。寒地型芝草は生長が早く、頻繁な芝刈りと水やりが必要なので週末だけの管理ではきれいな芝生を維持することは難しいでしょう。

週末だけの管理できれいな芝生を目指すのであれば「高麗芝」が一番おすすめです。芝生のレイアウトにもよりますが、30㎡程度であれば週末だけの管理で十分きれいな芝生にすることができます。実際に週1日30分で管理しているYASUYO庭の芝生「高麗芝」です。

高麗芝はホームセンターでも手に入り、価格も1㎡で600~1,000円程度です。部分的に補修する際にも手軽に手に入り、価格も安いので助かります。また日本で最も一般的な芝生であり、管理方法なども情報もネットですぐに調べられます。メンテナンス費用などはどこまできれいに管理するかによりますが、最低限芝刈り機を購入し、「芝刈り」と「水やり」さえしていればそれなりに芝生を維持できます。もちろんYASUYO庭の芝生のように定期的な肥料散布や土壌改良、雑草駆除をすればかなりきれいな芝生に仕上げることができます。

まとめ

  • 芝生は「暖地型芝草」と「寒地型芝草」がある。
  • 「暖地型芝草」は冬は休眠し茶色くなり、「寒地型芝草」は冬でも緑を維持できる。
  • 「暖地型芝草」には高麗芝、ノシバ、バミューダグラスなど、「寒地型芝草」にはブルーグラス、ベントグラス、ライグラスなどの種類があり、それぞれ特徴が違う。
  • 週末だけの管理の場合は「高麗芝」がおすすめ。

適切な芝生を選べば庭の手入れも楽しくなります!それぞれの特徴を活かして、自分の庭に合う芝生をえらんでください!

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