猛暑が続く7月中旬。芝生の管理は体力的にも気温的にも過酷な時期です。
YASUYO庭では、こまめな水やりのおかげで芝生は順調に育ち、少し薄かった箇所も密度が増してきました。
今回は、夏の芝刈りに悩む方へ向けて、刈り高調整の実例、おすすめの芝刈り時間帯についてご紹介します。
1週間経った芝生の状態

左が7月6日、右が7月13日時点のYASUYO庭の芝生の様子です。
この間、最高気温は35℃前後で推移し、雨はほとんど降りませんでした。
先週、YASUYOさんにはしっかりと水やりをお願いしており、その結果、水不足によるダメージは一切なし。
また、水のやりすぎによる病気の症状も見られませんでした。
芝生は順調に生長を続け、少し密度が低かった部分も、しっかりと埋まり始めています。暑さの中でも、健康な生育が維持できています。
猛暑の中、芝刈りはどうする?
7月中旬、YASUYO庭の高麗芝は非常に良好な状態を保っています。
とはいえ、連日の猛暑で、「芝刈りは今やるべき?」「刈り高はどう調整する?」と悩む時期でもあります。
今回は、昨年から僕が管理してきたYASUYO庭での芝刈り記録をもとに、刈り高調整とおすすめの時間帯についてまとめました。
昨年は17mm、今年は20mmで管理中
YASUYO庭の芝生管理を始めたのは2024年6月。
昨年のこの時期は、芝の密度がまだ弱く、生長も遅めだったため、17mmで刈っていました。
それに対して、今年(2025年)は、春からの丁寧な管理により、芝の密度も成長スピードも格段に向上しており、刈り高を20mmに設定しています。
「1/3ルール」を守ろう
芝刈りには「1/3ルール」という基本があります。
これは、一度に刈る長さは、芝の現在の高さの1/3までにとどめるというルールです。
1/3ルールのメリット
- 光合成を維持: 一気に刈ると光合成面積が減り、栄養が作れず弱ります。
- 軸刈りを防ぐ: 生長点まで刈ってしまうと、芝が再生できなくなります。
- 芝へのストレス軽減: 急激な刈り込みは大きなダメージになります。
このルールを守ることで、健康で美しい芝生を維持することができます。
芝刈りは早朝がベスト!
YASUYO庭では、芝刈りは午前8時頃に行っています。
この時間帯は以下の理由から、夏の芝刈りに最適です。
- 気温が上がる前で、作業がしやすい
- 朝露が乾き始めていて、芝刈り機が詰まりにくい
- 刈った後の日光で、芝の切り口がすぐに乾き病気リスクが低い
朝と夕方、それぞれのメリット・デメリット
◎朝(早朝〜午前中)
メリット:
- 比較的涼しく、人にも芝にも優しい
- 日差しが弱く、芝がストレスを受けにくい
- 露が乾いていれば芝刈り機の詰まりも少ない
デメリット:
- 早すぎると夜露で濡れており、病気や刈り残しのリスクがある
- 住宅地では、騒音への配慮が必要
◎夕方(日が傾いてから)
メリット:
- 日中の暑さが和らぎ、作業がしやすい
- 芝への直射日光が少ない時間帯なので、負担が少ない
デメリット:
- 刈った後に水やりをすると、夜まで芝が濡れた状態が続き、病気のリスクが高まる
結論:8時~10時がおすすめ
夏の芝刈りは、午前8〜10時頃がベストタイミングです。
露が乾き、暑さも本格化する前に終えることで、芝にも人にも優しい芝刈りができます。
どうしても朝が難しい場合は夕方でもOKですが、日没前までに作業を終えることと、水やりの量に注意するのがポイントです。
まとめ:芝の健康状態に合わせて、刈り高を調整しよう
YASUYO庭では昨年は17mm、今年は20mm。
これは単に「高くした」のではなく、芝の健康状態が良くなったからこそできる選択です。
夏の芝刈りポイントまとめ:
- 刈り高は、芝の密度と成長に応じて調整
- 時間帯は、朝8時〜10時が理想
- 1/3ルールを守り、芝に負担をかけない
暑さが厳しい夏だからこそ、無理をしない芝刈りで、芝生の元気を守りましょう!